建築確認4号特例廃止って言われてます。

が、これって、どういうことか？

ずげー簡単に言うと、

これまで、建築士が設計し確認していれば、

審査機関の審査項目から外れるので、

確認申請がスムーズに行えて来た。。。

というのが、

建築確認の審査項目に戻すから、

それと、昨今の事情を鑑みて、

設計のルールを変えるからねって、

お話なんです。

へ～って、思うじゃないですか？

これと似たことって、実は、過去にもあって、

2007年6月20日？だっけか、

例の耐震偽装した姉歯事件をきっかけに、

審査の厳格化が計られ、

着工遅れなどが生じて、住宅着工が減少した

事がありました。。。

まぁ、そん時でも、別に、ちゃんと設計してたら

問題ないじゃん！？って、感じだったんだけど、、、

どうやら、それと同じこと、もしくはそれよりも

少し、ステップアップした対応が必要になりそうだ！

というのが、令和4年4号特例廃止問題なんです。。。

まぁ、僕のところは関係ないんですけど、、、

まーた、業界的に、審査の遅れで、着工遅れだ！

ってなるんでしょうが、

そもそも、特例をやめるだけですから、、、

本来、設計しているものを提出するだけなんで、

ここに、発注者＞受注者＞設計者の構図が出てきて、

発注者さんは、設計者がちゃんと設計していると思ってる

でしょうが、業界的には、外注さんの設計者の場合は、

いかに早く建築確認取れればいいんで、って、

思考回路になりますから、社内設計ができるかどうか？

最大のポイントになりそうですね。。。

で、

この表なんですが、、、

令和4年度のグリーン化事業のワークシートですが、

グリーン化事業のZEHでは、

PVによる屋根重量の増加(重い屋根で検討)するほか、

耐震性のチェック方法によって、優先度が付けられています。

一番は、構造計算（許容応力度計算）と品確法による耐震等級３
それと、耐震等級２で、耐震等級1でも良さそうなんですが、

そもそも、グリーン化事業のベースが、長期優良住宅になってますから、

耐震等級2以上は、最低限だと思いますけど、、、

で、先行する補助メニューの方がこういう対応になってきているという

事は、耐震等級３や構造計算が要求される。。。4号特例廃止に

繋がっていく前振りなんだろうな、、、と思います。

そんで、僕のところは、どうか？と言いますと、、、

品確法の耐震等級3で、対応させていただております。

なんで、構造計算(許容応力度計算)しないの？って、

言われますが、設計と現場とお客様の変更要望を

踏まえて、少し余力のある品確法でのチェックを

行っております。

構造計算だと、使用想定される内容が変わったりすると、

条件から再検討しないといけないとかあって、

品確法の方が少し遊び(余裕)がある気がしています。

逆に、ここが、構造計算（許容応力度計算）している人

たちから、攻撃される場所になるんですけどね。。。

で、僕のところは、品確法でチェックする際に、

少し、構造に余裕を持たせてあります。

存在壁量を算出する際に、基本、筋交いなどの

耐力壁以外の準耐力壁を構造対象にしないで、

検討することとしています。

・・・これ、結果僕のところは余裕代を多くしています。

なぜ？

以前、許容応力度計算もしてたんですが、

現場の施工精度、某HMであった、ビス問題などを考えて、

フレームとして評価しない方が、万が一のリスクを減らせるな！

という判断と、長期優良住宅の可変性を考えると、

壁勝ちではなく、天井勝ちで施工するので、

準耐力壁は、どうしてもという箇所以外評価しないように

しています。。。

※プランとして、どうしても算入必要な時は、入れてます。

という事で、

4号特例廃止は、

姉歯事件以降の着工遅れがまた、取りざたされる可能性を秘めている。

というはなしと、

特例廃止になると、図面審査の段階で建築基準法のチェックは入ります。

ただし、耐震等級表示は、品確法の認定を受けた場合になります。

そう、耐震等級と建築確認は別物です。。。

だから、なんちゃって、耐震等級３は、

建築確認程度って、言われちゃうんですよ！

お客様へ！

耐震等級表示はあくまで品確法による表示になります。

なので、耐震等級3相当とかって、表示は、当てになりません。

おれは、金メダリスト相当！だって、言ってるようなもんですから、、、

という事で、

色んな事が解ってきて、

それに対応できるようになってきてますから、、、

制度も変わっていきますよねって、

お話でした。

んでは、バイチャ！