って、なに?が違うの・・・
ってご質問受けたんですが、、、
①耐震
②制震
③免震
それぞれ、役目が違います。
③の免震から、、、
これを住宅に取り入れるのって、なかなかハードル高くて、、、
僕のところで以前取り扱いしてた、免震装置は、
基本切土の場所で、所定の地耐力がないと、
使えない。。。というのがあって、
実際に、見積もりの段階で、建築面積で、20坪程度で
およそ資材費だけで300万円と言われ、、、
このほかに、専用の基礎、建物の許容応力度計算を
必ずしないといけなくて、、、
そう、大体の人が、初期コストでパスしてしまいます。。。
※ここで、建物の許容応力度計算が必要が、キーワードです。。。
② の制震ですが、、、
制震ダンパーとか制震テープなどなど、
いろんな考えの元、様々な製品が展開されています。
以前は、僕のところは、ナイスさんのジオフォルテを
使ってました。。。MジオのOEM品です。。。
ただこれも、高さに制約があったり、基礎に補強が必要だったり、
いい製品なんですけど、70万位の材料費が必要で、
最低でも、建物の重心・剛芯位置の偏芯率が0.15以下を
要求されたり、、、
建売や工務店(気にしてない)レベルでのチェックでは行われない
チェックを行う、、、できれば、耐震等級を確保したうえで利用!
って、言われてます。
どんな制震装置も、建物の素の状態での力強さ、バランスの良さを
求められます。
このバランスの良さをベースに、制震装置を配置していきます。
※偏芯率チェックは戸建て住宅の建築確認では要求されない。
①耐震性は、皆さんも知っている耐震性です。
でも、建築確認を受けたから、耐震性が十分あるのではなく、
あくまで最低基準をクリアしているレベルだということです。
最近は、住宅性の評価制度を利用して、
建築基準法レベルクリア耐震等級1をベースに、
より耐震性を高めた、
基準の1.25倍の耐震等級2(長期優良住宅認定レベル)
基準の1.5倍の耐震等級3(性能表示による・許容応力度計算)
を表示する会社さんも増えていて、最低でも等級2
できれば、等級3を取得することが、
②③を設置する際のスタートラインになるということです。
良く間違っているのが、②を入れているから安心と思っていることで、
体力のない小学1年生が、いきなり、プロの道具を渡されて、
※宮城では急に、突拍子もなくという意味です。。。
ほら、プロの道具渡したから、プロの試合に出て、
フルイニング戦ってこい!って、、、感じの方がおります。。。
なんで、②③を使うなら、、、
まず、体力上げて、体幹トレーニング済んで、ルールも知って、
からの、②③を使うという感じです。。。
なんで、現実的には、③は、条件がいろいろあって、
採用しにくい(免震マンションも少ないですよね!?)ので、
①の耐震等級3をクリアしたうえで、
体幹を鍛えるように、偏芯率を0.15以下におさえ、
②の制震装置を組み込むと、
テーピングして外傷予防して長く試合に出るように、
するってのが、本来の使い方なんですけど、、、
よく営業マンから、
制震装置付いてます!って、言われても、、、
基本的な体力もなければ、ルールもいまいちわからない、
ましてや、体幹も鍛えられてないから、すぐころんじゃうような
状態で、テーピングしたとしても、おまじない程度にしか
ならないの、よくわかりませんか???
ということで、
そんなこと言われたら、耐震等級はどの程度ですか?って、
質問して、偏芯率はどうですか?って
伺って、納得して進めた方がいいですよ!
ってお話でした。
で、最近の僕のところは、制震ダンパー系を使うことが多いです。
テープも最近気になってますが、まだ、施工のしやすさを
検討してからの確認してないんで、、、
なんで、こんなこと言ってるかというと、、、
以前書いた、許容応力度計算ではなくて、
住宅性能評価制度による等級3取得にしているか?
にも通じるんですが、、、
間違いの起こりずらい施工方法を検討しながら、
採用を決める!っていう、採用基準に起因しています。
そうそう、お客様の都合で、少し変えたい!って、
要望にも対応できるようにする余力も必要な
性能だと思っております。。。
ということで、
体力つけて、体幹鍛えて、ルールをよーく知って、、、
建物づくりをしていきましょう!って、
お話でした。。。
んでは、ばいちゃ!