2020.02.15
お金の話
家づくり

単純にローコストにするには?その後です。

代表|花坂雅之

1級建築士が解説!ローコスト住宅にするには?その後です。

ローコスト住宅にするには?

で、建築基準法が最低限の基準で、これをクリアする建物なら、
建てることは可能というお話をしました。

で、今度は、その住まいの基準をどうすべきか?
というお話です。

先ず、ローコストで考える!

なんか?買えそうだぞ!って思っちゃう。。。
そして、確信する!買えると、、、

そしたら、5つのことを考えてください。
① その大きさ・プランで満足か?
② 仕様設備は満足か?
③ 長持ち・耐震性をアップさせる必要があるか?
④ 断熱性能をアップさせるか?
⑤ 太陽光とかも付けちゃうか?

そうなんです。
十分条件に満足条件をどこまで満たすようにするか?
です。


①その大きさ・プランで良いか?


ローコストな建物は、基本プラン・パッケージが決まっています。

特に、プランを少しいじって、、、とか始めちゃうと、
直ぐ、追加ですね!。。。となりますし、僕も言っちゃいます。

なので、ローコスト系は基本プランなどはいじらない方が良いです。

② 仕様設備は満足か?

ここは、難しいところです。

パッケージから動かせないことも多いです。
建売でなければ、
でも、少しグレード上げたいという希望は、
負担はありますが、可能だと思います。

③ 長持ち・耐震性をアップさせる必要があるか?

ここは、OPで対応してくれるとこもあります。
僕のところもそうです。。。

ただ、これもパッケージになっているパターンが
多いと思います。

長期優良住宅パック!
耐震等級3パック!

みたいな感じです。

長期優良住宅以上の耐震性が欲しい方は、
対応可能か?聞いてみてください。。。

ただ、費用負担は結構あるものと思って下さい。

イメージとしては、
華奢なフレームから、超マッチョなフレームへ!
変えるわけですから、中身が全然変わります。

なんとなく、コストアップするの解ってもらえますでしょうか?

④ 断熱性能をアップさせるか?

大事なのがこの断熱性!

無視はできないです。

暖房つけるからいいや!
ではなく、疾病の発生リスクも抑えれるので、
ぜひ、検討はすべき部分です。

冬なのに、
Tシャツ短パンから、防寒着となるわけです。。。

断熱性能を高めた住まいに住むということは、
こんなイメージです。
冬なのに、、、
従来の家:Tシャツ短パンに、カイロを貼りまくって、
     部分的に温めて、何とかしのごうとしている。。。
     ・・・どう考えてもすぐに風邪ひきそうですよね。。。
高断熱の家:施工できないところもあるので、要注意です。
(この場合UA値0.5以下としましょう(コストバランスが大きく崩れないので))
     上質なダウンを羽織って、きちんと防寒していう感じ。

なんか?想像しただけで、断熱性気になりませんか?

⑤ 太陽光とかも付けちゃうか?

そして、最後は、電気代も高くなってきているから、

太陽光発電でも付けるか!?

となるのですが、、、

ひとつ前に戻って、よーく考えてください!
断熱性能が良くないと、エネルギーは垂れ流しになっちゃいます。

そして、太陽光発電は、あとででも付けれます。。。(予算は必要ですが)
断熱材は、あとから変えることはなかなか難しいです。



というところを考えて、どれを先にするか?
考えて、結果として、ローコストな住まいに住めれば良いなぁ!
住んで、いただければいいなぁと思います。


という、お話でした。。。