2021.10.11
家づくり
マニアックな話

週末にいろいろとご質問受けまして、、、ブログで、まとめてました。許容応力度計算ほか

代表|花坂雅之

週末にいろいろとご質問受けまして、、、ブログで、まとめてました。許容応力度計算ほか

今週末は、いろいろと勉強されてる方と打ち合わせさせてもらいました。

うまく伝えきれなかったこともあるんで、


ブログに、書きこんでみます。。。


まずね、許容応力度計算って、しないんですか?って、、、、


ここは、やったこともあります。。。

でも、現場の施工スキルなどを鑑みて、

品確法による耐震等級3をすることにしました。。。


で、許容応力度計算のほうが、品確法によるチェックより上という

イメージで間違いですが、現場状況を考えて、

余計に時間も必要なので、オファーにより対応という話で、終わったんです。


でも、ひとつだけ、お伝えするの忘れてたのがあって、

お客様の追加要望に対する柔軟性が、

品確法によるチェックの方があると思っていて、

国産材、、、杉材などを梁に使う、、、

これ、JAS製材で、ヤング係数表示している材料流通が少ないとかも

あって、材種・強度の変更に対するチェックの柔軟性が、

品確法によるチェックの方が、手慣れてて、楽というのも

僕のところではあります。

・・・耐震等級3に違いはないですが、僕のところは、慣れてるチェック方法を

   取らせていただいてて、オファーあれば、対応ということにさせてもらてます。

   

で、あと、言われてて、、、

セルロースファイバーの件かな?

僕のところは、慣れている不燃材のグラスウール使ってます。

聞いてみたら、セルロースファイバーの吹込み施工してもらえる

ところあるので、施工対応はできそうです。。。

・・・使う理由がどこにあるか?もありますが、

   ホウ酸系のシロアリ処理対応を考えてもいらっしゃるようで、

   それなら、セルロースファイバーもありだと思います。

   震災後に、いろいろとあって、使わなかったというのもあります。。。

あと、防蟻処理材(注入材)で、ホウ酸処理ともいわれたんですが、、、

引っ張ってこれることは、来れるみたいです。。。 

  

ただ、宮城県ならですけど、、、防蟻とか耐久性に対応する方法はもう少し別にあって、


例えば、耐久性のある木材D1樹種で、所定の寸法以上の断面がある材料を使う。。。とか、、、

ただ、今は、ウッドショックもあり、手配するのに、相当な時間が必要だろうなぁ感じです。


対応する施工方法は、別に、もう少しあるんで、、、そこに、こだわるか?ってところになります。




そうそう、仕上げ関係で、ビニルクロスじゃなくて、漆喰とか、珪藻土とか、、、

って、お話もありました。。。


そこに、自然素材の良さを取り入れたいということだと思いますが、、、

まず、石膏ボードがある。。。こうれ、防火の認定上不可欠な感じ、、

ただ、石膏ボードのことを調べたら、たぶんいろいろと見えてくる。。。

ここは、言ってないです。。。


で、少しでもリスク回避するのに、ハイクリンボードを使う。。。

たぶん、強化石膏ボードタイプのハイクリンは、なかった気がするんで、、、

省令準耐火などに対応するには、石膏ボードの2重張りが必要になる。。。

って、感じで少し手間も増える。。。


で、その先、繊維系や発泡系の断熱材の室内側には、防湿層が必要なんで、、、

通常は、0.2mm厚程度のビニルシートを張ります。。。

でね、ここの壁体内の結露が起きたらどうするんですか?って話にもなりまして、、、


まず、室内側に、透湿抵抗の高い材料でバリアを作り、外に向かって低くなるように考える。

次いで、物性的に、抜けていきやすい材料を選ぶ。

というのが、一般解です。


僕のところは、中から、

各種仕上げ>石膏ボード>ビニル>GW>ハイベスウッド(耐力壁)>防風透湿シート、、、

という順番になっています。

夏型結露の計算はしないんですか?っても言われましたが、、、


何年か前に計算したけど、昨今の気象条件を考えると、

シミュレーションしきれない。というか、考えれないこと多くて、

物性的に、排出しやすい状況を用意してあげる。。。


という結論に達して、それ以降、気にしなくなりました。。。

・・・そういうの書いている方いるので、気になる方は、調べてくださいね。。。


で、さらに、ここで、対応するなら、室内側の防湿層を作る材料を、

調湿気密シート系の、インテロやバリオを採用することをお勧めしてます。。。

といっても、僕のところでは提案で終わってしまってます。


なんで、ひとつより良いものを選ぼうとしたときに、

表面的なところ以外に、もっと目を向けないといけないとことがありますよって、、、

ことをお伝えしきれなかったと思っております。



そうそう、忘れてた、、、付加断熱の話にもなりまして、


僕ら、基本は、GWによる付加断熱を主軸に考えてました。。。

透湿抵抗考えても、GWは、低いので、気にならないし、

万が一の火災の際にも、不燃材であれば、悪さしにくいですから、、、


でも、評価方法も少しずつ変わって、、より現実的な納まり施工方法で、

建物の断熱性能を上げるのであれば、ボード系の断熱材による

付加断熱採用は、避けて通れない状況で、こうなると、外に向かって、

透湿抵抗の少ない材料で、という基本ルールは、外れてしまいます。

また、外部の構造用面材で、気密取った方が、性能上げやすいので、、、

気密層と防湿層をここで取ろうとするとおかしくなるんで、

気密は面材で、防湿は、内部の防湿層でという風に考えるのが

良いんではないかと、、、こうなると、バリオとか使うことになるかな?


でも、実際には、当該地域の断熱性能条件以上の付加断熱(外張り断熱)層が

あれば、そこまで、シビアにシミュレーションしなくてもいいのではないかと

思っております。。。

・・・できれば、ボード系の外張り断熱だけだと、吸音とかしてくれないので、

   室内側に、付加断熱(充填断熱)するという考えでいてもらった方が

   いいと思いますよ。。。


僕の自宅は、充填120mm外張り120mmのGWにトリプルガラスの組み合わせ

ですが、ホームシアターの音量結構上げても音漏れ少ないですから、、、

この辺りも、住み方、使い方で提案変わっていくと思います。



あとは、、、

おわりかな?・・


換気設備についてかな?

基本壁付けの3種換気にしてます。

なぜ?将来のメンテナンスコストがけた違いに安いからです。

ダクトタイプの1種換気や3種換気だと、機械代で20万位します。

壁付けなら2万もしないと思います。。。


熱交換は?

それも、オファー次第ですね。。。

自宅は、パナソニックさんの熱交換タイプを使ってます。

なぜ?それは、いろいろと温熱環境について、教えてもらったから、、、


どんなタイプでもいいんです。

オファーに対して、どんな製品があって、

納得いただけるか?がポイントだと思っております。。。



結果ですけど、、、

それは、確かに、そうですね。。。そういうところ気になりますよね。。。

だけど、求めるものって、いいものを集めればいいだけじゃなくて、

その組み合わせも大事なんですよ。。。


と、いうお話でした。。。


最後に、なんでも提案・対応しますけど、得手不得手があるんで、


忘れてはいけない、コスト!って性能も考えて、提案しますんで、

納得できるようにアドバイスしていきますね。。。



ということで、


今回は、長文、お付きあい、いただき、

ありがとうございました。







・・・なんか?書き残してるような。。。




んでは、ばいちゃ!