2020.11.29
家づくり
マニアックな話

中古住宅と新築を迷ったら!何を基準に、決めたらいいの?

代表|花坂雅之

ブログに書いてたかな?



と思ったら、書いて無くて、少しまとめてみました。

 



中古住宅と新築を迷ったら

 

このページは、

絶対に、保存しておいてください!

 

建築基準法の変遷から、どの年代の建物なら、

中古物件を買っても良いのか?

時系列に、まとめてみました。

 

 

 

25年に建築基準法が制定され、

何度も変遷を重ねて、現在に至ります。

 

改正の引き金の多くは、地震による被害から

の教訓を得てということがほとんどです。

 

 

1968年(昭和43年)の十勝沖地震の教訓から、

1971年(昭和46)

コンクリート造又は鉄筋コンクリート造の布基礎の基準が加わり

 

1978(昭和53)宮城県沖地震の教訓から

1981(昭和56)大改正があって、新耐震設計基準が制定され

 この新耐震基準による建物は、阪神淡路大震災においても被害は少なかったとされています。

 

1995年(平成7年)阪神淡路大震災から、

1995年(平成7年)接合金物等が奨励され

 

1997年(平成9年)京都で開催された「第3回気候変動枠組条約締結国会議」で採択された

   「京都議定書」を背景に断熱性能が大幅に強化する形に!

1999年(平成11年)次世代省エネルギー基準・・・京都議定書を受けて、、、




2000年(平成12年)基準法改正で

 地盤調査が事実上の義務化になり、

 構造材の継手仕口の規定

  筋交いと柱頭柱脚金物の規定

  ・・・ホールダウン金物が必須に、、、

 筋交いのバランス良い配置のチェックが義務化

 

2001年(平成13年)「品確法性能表示制度」スタート

  耐震性・断熱性などの今につながる制度が開始

 

2009年(平成21年)「瑕疵担保履行法」が施行されました。

事業者は引き渡し後10年の瑕疵担保責任を果たすための資力確保の措置を

講じなければならなくなりました。“住宅瑕疵保険”と言われるものです。

 

 

2009年(平成2164日)「長期優良住宅普及促進に関する法律」が制定され

  耐震性と断熱性を担保した”高性能な住宅”の認定制度が開始


2012年(平成2412月)「都市の低炭素化の促進に関する法律」(エコまち法)に基づき、

低炭素住宅制度の開始

 

 

平成25年基準 建物の「外皮」の断熱性のみを評価していたのに対し、

  「平成25年基準」では国際的に使用されている「一次エネルギー消費量」を

  指標として、設備性能を評価。建物全体の省エネ性能を評価できるように!

平成28年基準 に改正  令和2年に断熱地域区分見直し

  

2016年(平成2841日) 既存住宅の長期優良住宅普及促進に関する法律の認定制度開始

  

2018年(平成304月) 改正宅地建物取引業法により、建物の「既存住宅状況調査(インスペクション)」

   制度が導入され、不動産の売買契約」に先立って行なわれる「重要事項説明」時の資料として使用される

   事となっており、既存住宅状況調査は「既存住宅」の購入等を希望される方に、建物の現状を正確伝え、

   購入の是非を判断するための情報を提供することになりました。

 

  

ざっと、気になる基準の変遷は、こんな感じです。

 

で、大事なポイントですが、中古も視野に入れてる方へ!

 

    既存住宅状況調査を受けましょう!

    もし購入するなら新耐震の建物にしましょう!

    地盤も大事なんで、地盤調査が義務化になった、あとの建物にしましょう!

 ※断熱性能は気にするなら、平成11年基準をクリア!とは、ならなくて、

  義務化されつつあるけど、令和3年4月まで待つ必要があります。

 ・・・新築でもまだ、基準クリアしてない建物の正直あるのが事実で、

    高性能でもローコストを目指す僕としては、非常に残念です。



そう! 昭和56年以降・・・できれば、法律が浸透しきった後の

昭和60年以降の建物を最低限の目標にしましょう!

  でも、耐震改修してある場合は、購入を視野に入れてもいいと思います。

    ※昭和48年以前は、補強の費用対効果が望めない場合が多いですよ!

     耐震診断・改修を行ったきた経験によります。



そして、可能であれば、2000年以降平成12年以降の建物が良いです。

 

 

これをベースに、新築と中古の比較が初めて出来てくる感じです。

 ただ安ければいいのであれは、このポイントは少しずれちゃいますけど、

長期にローン組むから、気にしたいポイントですよね!?


 

ここに、他の要因を入れるのであれば、、、

建物の再建築が可能かどうか?・・・将来売却視野に入れて、、、

 

といったところです。

 

リフォームしてあるより、自分流にリフォームしてから住む方が、

NGポイントも修正できるので、ベターだと思います。。。

 

 

 

 

 

という事で、中古、新築迷ったら、このページを保存しておいてくださいね!

 

 

 

 

んでは、バイチャ!