2024.08.03
家づくり
マニアックな話

2025年4月からの住宅価格上昇について、補足

代表|花坂雅之

そうそう、補足を一つ、


4号特例がなくなり区分が新しくなって、

構造などに対する審査のハードルが上がるんですが、


木造平屋で、200㎡以下だと、現状の基準に近い感じで運用してもらえるんで、

平屋を考えてる方は影響は少ない。。。って、勘違いしてますが、


これまでの壁量計算の計算方法も見直しされているで、

簡単に、影響はないとは言えなくて、

要求される性能そのものは上がってきます。

なんで、少し楽になる程度で、厳しくなるので、コストアップは避けられません。


たまに、1.5階なんて言って販売する方いますが、

基準法上、平屋とそれ以外になります。

0.5階なんて言うのは、わかりやすく説明するため位ですので、

あくまで、平屋ということです。。。



断熱性も仕様規定がありますが、

厳密には設計確認しないと過大になってしまったり、

過少になってしまったりするので、決して簡単になるわけではないですよ。。。

いろんな組み合わせでの最適解を模索していくことになります。


ということで、

平屋って、逃げれるじゃんって、思ってる方違いますからね~


壁量計算とかで計算すると、これまでと同じ感じで設計すると、

柱が150角とかになってしまったり、柱が150角になるということは、

取り合いの平角(梁とか)もサイズアップ必要になるんで、

柱サイズを変えないなら、天井高さを低くしたり、

2階床裏を見せて高さを稼いだり、

昔の町屋建築みたいにだいぶ高さ抑えることにつながります。。。


でも、これって、逆に、外皮の面積が減るんで、断熱性能的には

有利になってくるんですけど、、、

天井高さが、2.4mって神話がありますが、

求める建物によって、居室は基準法上2.1m以上という規定がありますが、

5mだっていいわけで、、、

求めるものを整理することが大事です。。。

って、ことで、天井高さ高くても、

Z軸方向(高さ)の収納が元来下手な日本人的には、

あまり高さは要らないのかもしれないですね。。。



ということで、

少し、補足でした。。。





んでは、バイチャ!



1級建築士の花坂でした。