2024.07.24
家づくり
マニアックな話

木材とか必要資材仕入れのお話

代表|花坂雅之

仕入れって話ですが、、、


僕ら、メーカー(製造)>商社>卸し>建材店>小売り

みたいな感じで資材が流れてきます。


ここで、卸しのポジションの会社から買ってるとしても、

決して、小売りよりも必ずしも安いというわけではないです。。。

プレカット業者は、この場合、製材をしてたりするので、

メーカー的なとこもあるし、複雑な感じで、

いま思えば、ウッドショックで一番儲かったのは、

製材もしているプレカットやさんだったと思います。



一方、最近は、メーカーさん直販などで、

中間無しのことも増えてきましたが、、、


産直がすごく安いわけではないように、

直販が安いってわけでもない。。。

そう、ここに物流コストを加えたり、

足らずの商品追加に対するレスポンスなどを加味すると、

事前に仕入れる数量を多めにしておくことになったり、


別にもともと特段安くもないこともあって、、、


よくわからない感じに陥ります。。。

僕ら、後工程に響くんで、ギリギリでは注文できないんで、、、



で、通常は、一般的な商流を使って、僕ら仕入れるんですが、


ここ大事!



いまは、建材店とか、卸し、プレカットやさんが直接住宅を販売してきています。

仕入れ上位の会社が、小売り、住宅販売に参入してきているので、

この人たちとバッティングしても、経費率を下げて対応するしかなくて、

それも限界を迎えると、その価格分が負ける原因になったりしてきます。


でも、、、すべての上位業者がすべてを安く仕入れていけるわけでもなく

資本主義の原理原則に乗っ取って、


販売数量が多い者が仕入れコストが一番下がるんです。。。


そう、住宅業界でいうメーカーさんやパワービルダーさん

がこれにあたります。


どうひっくり返てっも、製造者、小売りや卸しの方が

すべての品目で、メーカーさんビルダーさんにかなうわけが

ないんです。。


で、僕のところは、これまで、3人体制で住宅を提供して、

ギリギリまで経費率を下げて、自分でできることは何でもして、

抗ってきてました。。。


それも、ここ3年のウッドショックや価格上昇には対抗しきれず、

仕入れコストも抑えきれない状況になってました。

”住まいづくりは楽しい”というおもいにめげそうになったので、


数を伸ばして、仕入れコストが下がるようにしないと、

負けてしまうので、FC参加となりました。


そうそう、業界的に、

5.6棟は、見向きもされず、

10棟は、掃いて捨てるほど、

20棟は、まだまだ

30棟で、何とか名が知れて、

50棟で、ようやく仕入れコストが下がってくる。。。

一瞬でもいいので、50棟の声を聴かないと、

仕入れ価格の競争力が持てず、

利益を削ることで競争をする

という悪循環に陥ってしまうわけです。



それでも”家づくりは楽しい”と思って頑張ってきたんですが、

状況がそれを許してくれない感じになってきたなと、

思うんです。。。



ん。。。


なんか、いつもより愚痴っぽくなってきたんで、


この辺で、


止めないとまずいんで、


んでは、バイチャ!



1級建築士の花坂でした。