2020.11.06
家づくり
マニアックな話

窓がストーブに!は、確かになるけど、少し大げさな感じかな?

代表|花坂雅之

パズルハウスの花坂です。


車で走ってたら、気になるフレーズが、

ラジオから流れてきました。。。


そう、窓がストーブに!


っては、話なんですが、、、


僕らが済んでいる宮城県は、最近、昔風に言う、

準寒冷地から、温暖地に変更になった市町村があります。


それは、山元町、多賀城市、そして、仙台市です。


ちょっと、仙台に関しては、甘やかしすぎじゃないですか?


って、気もしますが、これも、温暖化の影響なのだとおもうと、

ストップ温暖化!そして、温暖化すると、気象の変化が激しくなるので、

より、寒く、より熱く、より風が強くなったりするので、

住まいづくりも変化していくのかもしれません。


そんななかで、ちょっと大きめの窓がストーブに!

って、フレーズ聞くと、オぉー!ってなるかもしれませんが、


仙台で、パッシブハウス作ろうと思うとかなりしんどいです。


なので、このフレーズを聞くと毎回???って、


思ったりします。


では、窓一つで、どの程度の暖める能力がるか?


ざっと、計算して紹介してみましょう!


一般的な住宅の場合、大きめの窓というと、

W1.65*H2.0程度の引違サッシが多く用いられます。


このサッシから得られる熱量ですが、

関東の数値しかなくて、すみませんが、、、


1.65*2.0=3.3㎡

12時の日射取得量が、300W/㎡なので、

※METHOD74の図から

日射取得型のlow-eペアの日射取得率を約60%とすると

※エルスターS想定


3.3㎡*300W/㎡*60%=594Wの熱量が得られます。


これが、W2.56*H2.2の大きな窓だと、5.632㎡となり、

5.632㎡*300W/㎡*60%=1013Wの熱量となり、

電気ストーブの弱運転程度の温かさをえることができます。


そう、窓が、3個あっても、ストーブ3台・・・

仙台のイメージの石油ファンヒータのイメージよりは小さく、

6帖用の小さいタイプのファンヒータの弱から中程度の出力での

暖房効果となる感じです。


なんとなく、聞いてる人によっては、

すげーあったかくなるんだ!って、

錯覚してしまうかもしれないので、


ちょっと、計算してみました。。。


これ、関東の数値なんで、宮城は、

もう少し落ちると思います。




なーんか、気になったんで、計算してみました。


窓3つで、1台分の暖房機程度の温かさを求めることが

できます。が、一般的な住まいの数値だと思います。



僕のところは、W2.56*H2.2の窓を使いますが、

実際には、不足するんで、吹き抜けにして、

2階のサッシからの採暖を取ることがありますが、

使い勝手と求める性能によって変えて、

提案する感じです。


この辺りは、”これからのie(いえ)”シリーズを

ご希望される方に提案していく感じになります。




気になったら、相談くださいね。。。



んでは、バイチャ!